県産エコフィード等を活用した機能性牛乳生産技術の開発

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  • Developing health-functionality-added milk by utilizing local resource effectively

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抄録

健康機能性成分を有しながらも、これまで利活用が進んでいなかった県産エコフィードを用い、当該機能性成分の乳中への移行を目的に、ホルスタイン種経産牛を用い給与試験を実施した。試験1: 泌乳中後期牛4頭を供試し、粉砕したナツメ種子を最大800g/日給与した。試験2: 泌乳中後期牛を4頭供試し、粉砕したそば殻を最大3.2kg/日給与した。試験3: そば殻のサイレージ化を目的に、パウチ法で最適な発酵条件および機能性成分であるルチンの変化を調査した。試験4: 試験IIIで決定した条件を基にフレコンでサイレージを調整し、泌乳中後期牛4頭を供試して最大5.5kg/日給与した。試験I,II,IVにおいて、機能性成分の乳中への移行は確認されなかったものの、試験IVにおいて、供試した一部の個体の血中にルチンが確認された。また、試験IIIにおいて、粉砕処理を行った場合に、そば殻中のルチンが有意に上昇した。

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