Effects of various temperature-salinity conditions on post embryonic-hatching process of saffron cod (Eleginus gracilis)

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  • 水温・塩分濃度の変化がコマイ卵の後期卵発生過程とふ化に及ぼす影響
  • スイオン ・ エンブン ノウド ノ ヘンカ ガ コマイラン ノ コウキラン ハッセイ カテイ ト フカ ニ オヨボス エイキョウ

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Abstract

サロマ湖で採取したコマイ受精卵を用いて,卵発生に対する水温および塩分の影響を調べた。50%ふ化日数と水温との間において,指数関係式が導きだされた。また,発生後期の卵を-1.3℃から1.3℃および3.3℃まで加温もしくはこれに塩分希釈を加えたところ,加温した区でよりふ化率が顕著に高くなり,発生がより進んだ段階ほど水温上昇の影響を受け,ふ化が促進されると考えられた。結氷中のサロマ湖において,人工受精卵を氷下のプラスチックメッシュバスケットに収容もしくは地蒔きし,天然海域における卵発生を調査した。実験期間中のサロマ湖の水温は融氷と共に上昇し,塩分はやや下降していた。融氷後の4月下旬にはすべてふ化したと推定され,産卵からふ化までの期間は80~100日程度と考えられた。

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