ラズベリーの高品質果実生産のための栽培技術体系の確立

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タイトル別名
  • Establishment of the culture system for high quality fruit production of raspberries
  • ラズベリー ノ コウヒンシツカジッセイサン ノ タメ ノ サイバイ ギジュツ タイケイ ノ カクリツ

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抄録

ラズベリーの高品質果実生産のため根域制限方法,施肥量,灌水量および剪定方法について検討した。根域制限方法は,地下30cm程度根が伸長できる条件を整えれば栽培が可能であり,不織布を利用した植栽箱の利が有効であった。施肥量は,基肥窒素として結果母枝3本当たり4~6g,追肥は葉色を指標に1回あたり2g程度が適切であった。灌水量は,‘サマーフェステバル’では灌水開始点をpF2.3とすることで果実糖度が高く,十分な吸枝の発生数が確保できた。剪定方法は,秋果着生部のみを剪除し1m当たりの結果母枝数を‘サマーフェステバル’では3本,‘サウスランド’では6~7本とすることで1t/10aの収量が得られた。

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