「保守」的教育改革の多義性と歴史的変化 : アメリカ初等中等教育改革を事例として(三・完)

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タイトル別名
  • 「保守」的教育改革の多義性と歴史的変化 : アメリカ初等中等教育改革を事例として(3・完)
  • 「 ホシュ 」 テキ キョウイク カイカク ノ タギセイ ト レキシテキ ヘンカ : アメリカ ショトウ チュウトウ キョウイク カイカク オ ジレイ ト シテ(3 ・ カン)
  • Conflict over 'Right' Educational Reforms : A Case Study on the U.S. Elementary and Secondary Educational Reforms (3)

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抄録

本研究は、3回にわたり、アメリカの主要な保守系諸団体や共和党議員・大統領らの言説をもとに、教育改革をめぐる同国の保守勢力内のアイディアの多元性と路線対立を分析してきた。本稿は同連載の第3部(結論部)に当たる。この中では、ブッシュJr.共和党政権による「どの子どもも落ちこぼれにしない法(NCLB法)」の制定過程のうち、連邦下院本会議での審議から同法成立までのプロセスを検討し、共和党議員および主要な保守系諸団体が、同法の中心である教育の「標準化」と「市場化」という二原則をめぐって選好を異にし、相互に対立していたことを明らかにした。また本稿の最終部分では、これら保守勢力内の対立と彼らの間の妥協が、同法にもたらした影響・制約についても検討した。

収録刊行物

  • 大東法学

    大東法学 29 (1), 45-70, 2019-11-30

    東京 : 大東文化大学法政学会

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