学校・家庭・大学が連携した防災の視点を取り入れた中学校理科での授業実践

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Other Title
  • A Teaching Practice for a Junior High School Science Lesson with a View of Disaster Prevention in Collaboration with Schools, Homes and Universities
  • ガッコウ カテイ ダイガク ガ レンケイシタ ボウサイ ノ シテン オ トリイレタ チュウガッコウ リカ デノ ジュギョウ ジッセン

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Abstract

本研究は、学校と家庭と大学が連携を行い、学校教育における防災教育の充実を図ることを目的としている。研究方法は、学校・家庭・大学が連携した防災の視点を取り入れた授業の立案、立案した授業の有効性の検討、である。授業としては、中学校理科:大地の成り立ちと変化 ア(ウ)火山と地震の内容について、家庭および大学との連携を視野に入れた指導計画(全8 時間)の作成、授業の立案を行った。家庭との連携としては、「私たちの生活に身近な桜島が大規模噴火を起こしたとき、どのような避難行動をとるべきか」という課題を設定し、学習で身に付けた資質・能力を日常生活で活用する場面を設けた授業を立案した。また、生徒自身が作成した避難行動シミュレーションを家族に説明する機会を設定し、学校で学んだことを家庭に還元する機会を設けた。大学との連携としては、大学で研究した成果を教育現場で活用する、教育現場で専門家を活用する指導計画を立案した。実践した授業の有効性の検討としては、生徒ならびに保護者へのアンケート調査から行った。本授業の成果としては、家庭との連携により、火山の噴火の仕組みや噴火の様子を身近な生活と関連させて思考する姿が確認できた。大学との連携により、研究の成果が学校教育で活用されるとともに、科学技術が日常生活や社会を豊かにしていることに気づいている姿が確認できた。

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