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- Seto, Michio
- National Defense Academy
Bibliographic Information
- Other Title
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- Quasi-orthogonal Integralの理論と応用 (等距離写像理論と保存問題の多様な視点からの研究)
- Quasi-orthogonal Integral ノ リロン ト オウヨウ
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Abstract
ヒルベルト空間論におけるde Branges-Rovnyak分解とは直交分解を一般化した概念である. それはもともと不変部分空間問題攻略のために開発された理論のようであるが, 今日ではその観点が強調されることは少なくなり, 複素解析学, 制御理論, 作用素論の3分野の境界に位置する問題との関連で語られることが多くなった. 特に, de Brangesが複素解析学におけるBieberbach予想を解決する際にその理論の連続版(quasi-orthogonal integral)を応用したことは当時の大きな驚きであり, そのことは現在も語り継がれている. この小論ではquasi-orthogonal integralの理論をグラフ理論とバーディ空間上の作用素論への応用とともに紹介する.
Journal
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- RIMS Kokyuroku
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RIMS Kokyuroku 2118 63-79, 2019-07
京都大学数理解析研究所
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050003824810879488
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- NII Article ID
- 120006861720
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- NII Book ID
- AN00061013
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- ISSN
- 18802818
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- HANDLE
- 2433/252130
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- NDL BIB ID
- 029909502
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles