看護分野におけるロボット・人工知能の使用および開発の現状と課題 : 国内文献の検討

書誌事項

タイトル別名
  • The current situation and agenda with robotics and artificial intelligence in nursing : through a literature review of domestically published literatures
  • カンゴ ブンヤ ニ オケル ロボット ・ ジンコウ チノウ ノ シヨウ オヨビ カイハツ ノ ゲンジョウ ト カダイ : コクナイ ブンケン ノ ケントウ

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説明

目的: 本研究は、看護分野におけるロボット・AI の使用および開発の現状を整理し、今後の課題を明らかにすることを目的とする。 方法: 文献検索には医学中央雑誌Webを用いた。検索キーワードには「看護」と「ロボット」、または「看護」と「AI」を用い、該当した文献の中から原著論文に絞り込み、対象文献を抽出した。抽出した文献に関して、看護分野におけるロボット・AI の関わり方に沿って整理し、サブカテゴリー、カテゴリーを形成した。 結果: 現在、看護分野においては、看護師の動作を補助するロボットや患者のメンタルケアをサポートする自律型ロボットの使用や開発などが目指されていた。それらを論じた39編の文献を整理した結果、看護分野とロボット・AI の関わり方の内容は、3つのカテゴリー、11のサブカテゴリーに分類された。3つのカテゴリーとしては、【看護実践に関わるロボット・AI】、【ロボット使用時の看護】、【その他】があった。 考察: 看護実践に関わるロボット・AI に関しては、何をどこまでロボットに任せるのか、任せてよいのかという議論が今後の課題といえた。ロボット使用時の看護に関しては、ロボット手術等の先端医療の導入に伴い生じる患者の様々なニーズに対応する精神的・身体的援助についての検討が必要である。

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