磐田市におけるキャリア教育とコミュニティスクールの取り組み : 「ようこそ、まちなか先生」の実践をもとに

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  • Career education and community school initiatives in Iwata: Practices of "Yokoso, Machinaka Sensei"

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type:P(論文)

調査報告

キャリア教育が小学校でも重視されるようになって久しいが、その定義は一般的に考えられているような「職業を知る・体験する」といったことにはとどまらない。改訂されたばかりの小学校学習指導要領においてもキャリア教育に関して、「(3)児童が、学ぶことと自己の将来とのつながりを見通しながら、社会的・職業的自立に向けて必要な基盤となる資質・能力を身に付けていくができるよう、特別活動を要としつつ各教科の特質に応じて、キャリア教育の充実を図ること。」(第1 章総則)と明記されている。 磐田市教育委員会では市内の全小中学校をコミュニティスクール(以下CS と略記)と認定して、地域の中学校を中心に近隣小学校を加えた学府を形成し、そこにCS ディレクターやCS コーディネーターを配置し特別活動や総合的な学習の時間を中心に様々なキャリア教育を展開している。 本報告では、筆者が関わる磐田市内のT 小学校の実践事例「ようこそ、まちなか先生」をもとに、小学校におけるキャリア教育、そして総合的な学習の時間とコミュニティスクールの現状、成果・課題を探った。その結果、今後ますます地域と学校との関係を密にしていき、まさに「地域社会立」の学校としていくことが重要であると確認できた。

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