集団授業におけるデジタル板書データを活用した指導対象学習者通知システムの試作

書誌事項

タイトル別名
  • Application of digital handwriting data to detect learners requiring individual support in group learning environment

抄録

type:Article

個別指導方式は教師にとって生徒に合わせた細かな指導を可能にするといった利点があるが,学校教育の現場において一人の教師が多くの生徒に対して個別指導形式で対応するのは負担が大きく,一斉指導形式が一般的である.一方で,教育現場においてペンタブレット端末の導入が進んでおり,生徒の学習状況をリアルタイムに把握することが可能になりつつある.そこで本研究では,ペンタブレット端末より得られる筆記操作データから生徒の学習状況を教師に随時通知するシステムを試作することで,個別に指導を必要とする学習者を教師が把握できる環境の実現を目指した.システムの試作にあたって,個別指導を必要とする学習者の把握に必要な筆記操作データの指標を実験に基づいて定めた.試作システムは,学習状況の通知として指標の偏差値ランキングを用いることで,指導対象学習者の通知を行う.試作システムを Web アプリケーションとして実装し,模擬授業での利用評価を行った.

出典:情報処理学会研究報告 Vol.2020-CLE-30 No.6 (情報処理学会著作権規程 第5条に基づく転載)

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収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050003824974567936
  • NII論文ID
    120006880276
  • ISSN
    21888620
  • Web Site
    http://hdl.handle.net/10212/2455
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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