クリープ解析による膨張モルタルの拘束応力予測に関する研究
説明
クリープ現象を起こすのは膨張材およびセメントの水和によって生成される水和生成物のみと仮定し,セメントおよび膨張材の水和生成物のクリープ性能とともに,新しく生成される水和生成物とすでに生成されて応力を負担している水和生成物の間の応力の再分配現象と膨張材およびセメントの水和生成物の間の均衡を考慮することで,膨張材を混和したセメント硬化体のクリープ現象をモデル化した。一方,モデル化したクリープ現象を拘束状態への応力変化の計算に用い拘束応力を予測して,リングテストから求めた応力の結果と比べた結果,全体的に材齢による応力の進展状態を良い精度で予測することができた。
収録刊行物
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- コンクリート工学年次論文集
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コンクリート工学年次論文集 38 (1), 567-572, 2016
日本コンクリート工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050004225300425856
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- NII論文ID
- 120006883537
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- HANDLE
- 10258/00010285
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- ISSN
- 13477560
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles