“Dramatic Movement of the Soil” of Tsutomu Mizukami the Significance of Establishing the Doll Theatrical Company “The Party of the Bamboo Doll of Echizen”

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Other Title
  • 水上勉の「土の演劇運動」について : 人形劇団「越前竹人形の会」の創設意義から
  • スイジョウ ツトム ノ 「 ツチ ノ エンゲキ ウンドウ 」 ニ ツイテ : ニンギョウ ゲキダン 「 エチゼンタケ ニンギョウ ノ カイ 」 ノ ソウセツ イギ カラ
  • ミズカミ ツトム ノ 「ツチ ノ エンゲキ ウンドウ」 ニツイテ : ニンギョウ ゲキダン 「エチゼン タケニンギョウ ノ カイ」 ノ ソウセツ イギ カラ

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Abstract

小稿は水上勉が1978年に創設した初めての主宰劇団である人形劇団「越前竹人形の会」の活動意義について水上の演劇との関りの経緯から見直したものである。その結果、同会の活動を演劇活動というよりは演劇運動として評価すべき視座が明らかになった。 また水上は『部落解放』第135号で同会の活動を「土の演劇運動」と述べているが1、現在、他資料から同様の文言は確認できず「土の演劇運動」の内容については未だ明らかでない。そこで筆者は水上の理念思想に着目し運動の内容について検討を加えた。さらに、竹人形文楽の芸統を継ぐ若州人形座にも運動の本質は認められ「風土」として現在も残っていることを確認した。

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