双幹形仕立てにおける極早生ウンシュウ「早味かん」の樹体生育,初期収量ならびに果実品質

書誌事項

タイトル別名
  • Tree growth, early yield and fruit quality for two scaffold training in extremely early maturing satsuma mandarin cultivar 'Hayamikan'
  • ソウカンケイ シタテ ニ オケル ゴク ワセ ウンシュウ 「 ソウミカン 」 ノ ジュタイ セイイク,ショキ シュウリョウ ナラビニ カジツ ヒンシツ

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説明

極早生ウンシュウ「早味かん」に双幹形仕立てを適用し,育苗期から定植5年目までの樹体生育,初期収量ならびに果実品質について開心自然形仕立てと比較した。双幹形の「早味かん」を無加温施設内で2年間育苗すると,開心自然形より苗丈が大きく枝葉が多い生育良好な苗が得られた。定植後も開心自然形と比べて樹高,樹冠容積が大きく,10a当たり換算収量も着果2年目で3.5tとなり開心自然形の2.3tに対して有意に多かった。着果2~3年目の果実品質は,仕立て法による差はなかった。また,無加温施設で双幹形の「早味かん」を育苗し,定植前年の冬期にジベレリン溶液50ppmを散布処理すると,定植1年目の着花減少,新梢増加および樹冠の拡大がみられ,翌年の1樹当たり収量は露地育苗したジベレリン無散布の開心自然形に比べて約3倍多かった。

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