スモモ三倍体「貴陽」におけるジベレリン処理が着果率,果実品質および花芽形成に及ぼす影響

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of gibberellin application on fruit set, quality and flower-bud formation in triploid Japanese plum 'Kiyo'
  • スモモ サンバイタイ 「 キヨウ 」 ニ オケル ジベレリン ショリ ガ チャッカリツ 、 カジツ ヒンシツ オヨビ カガ ケイセイ ニ オヨボス エイキョウ

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説明

スモモ「貴陽」は三倍体品種で,不受精や種子形成異常により生理的落果が多発するため,果実へのジベレリン(GA3)2回散布処理による着果率向上効果について明らかにした。満開期と満開約30日後の100,200ppm処理により着果率が58%以上となり,無処理の6%以下と比較して高くなった。1回目の処理時期が満開後から遅れるほど着果率が低下し,満開約30日後の処理では着果率向上効果が不安定であった。ジベレリン処理が果実品質や翌年の花芽形成に及ぼす影響は認められなかったが,人工受粉を行わずジベレリン処理のみで結実した果実は極端に小さくなるため,人工受粉は必ず行う必要がある。

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