官製談合事件と東京都公共工事入札談合事件再訪

書誌事項

タイトル別名
  • カンセイ ダンゴウ ジケン ト トウキョウト コウキョウ コウジ ニュウサツ ダンゴウ ジケン サイホウ
  • Kansei dangō jiken to Tōkyōto kōkyō kōji nyūsatsu dangō jiken saihō
  • A case of government-made rigging

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抄録

type:text

官製談合は,発注者である行政機関に所属する人間が入札の際に落札業者をあらかじめ決めるという構図である。発注者である行政機関内部の特定の人間が自分の意向で落札業者の決定をするためには,当該人物が職務権限を持っていること,また入札方式のどこかに随意契約に擬する要素を含める,ということが必要である。本論文の後半は牧 (2018) の追加的分析である。そこではゼネコン業者と地元業者の関係を検討しながら,独占禁止法の一定の取引分野と経済学の市場との関連,同様に不当な取引制限と競争の制限の差異について検討する。

論文

収録刊行物

  • 三田商学研究

    三田商学研究 62 (4), 49-71, 2019-10

    慶應義塾大学出版会

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