庭園研究者・造園家森羅と建築家谷口吉郎 : 昭和前半期における建築家と造園家の交流

書誌事項

タイトル別名
  • Garden researcher and landscape architect Mori Osamu and architect Taniguchi Yoshiro : The interchange of architect and landscape architect in the first half of the Showa era
  • テイエン ケンキュウシャ ・ ゾウエンカ シンラ ト ケンチクカ タニグチ キチロウ : ショウワ ゼン ハンキ ニ オケル ケンチクカ ト ゾウエンカ ノ コウリュウ

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説明

本稿では庭園研究者・造園家の森蘊に着目し、建築家の谷口吉郎との関係を探った。昭和初期に森と谷口は東京工業大学において同時期にそれぞれの生涯の研究テーマの基礎を築いていった。終戦後、谷口は1950(昭和25)年に森の桂離宮研究の協力者となり、また1953(昭和28)年に森が東京工業大学に提出した学位請求論文の審査員のひとりであった。その後、谷口は森の研究協力者となった1950年以後に庭園に関する文章を多く発表するようになり、さらに1956(昭和31)年に著書『修学院離宮』をまとめる際に森のそれまでの研究から多くの知識を得たとしている。これらから、昭和前半期には森と谷口との間に研究面での交流があり、お互いに評価し、影響を与えていたことがわかった。

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