エゴマ新品種「飛騨小坂おんたけ1号」の育成経過とその特性

書誌事項

タイトル別名
  • Breeding a new perilla cultivar 「Hida osaka ontake 1 go」 and it's characteristics
  • エゴマ シン ヒンシュ 「 ヒダ コサカオンタケ 1ゴウ 」 ノ イクセイ ケイカ ト ソノ トクセイ

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抄録

エゴマは、α-リノレン酸やルテオリンなど機能性成分を含むことから近年脚光を浴びている食材である。また、飛騨地域では伝統食品として昔から利用されてきた。各農家は自家消費用として継代栽培し、それぞれの地域に適した特性を持つ在来種が多数維持されている。一方、下呂市では獣害対策や耕作放棄地対策のために、エゴマによる地域振興が計画されたことから、その支援の一つとして市内で栽培されている在来種の中から純系選抜した系統を「飛騨小坂おんたけ1号」と命名し品登録出願した。「飛騨小坂おんたけ1号」は、収穫時期が10月下旬~11月上旬で、草丈がやや低く、子実がやや大きい。また、アントシアニンが着色しやすく、秋口の早い時期から上部の茎や葉の裏面が赤く着色する特徴がある。

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