Occurrence of blue tide and fishery damage in Tokyo bay

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  • 東京湾における青潮の発生と漁業被害の状況
  • 東京湾における青潮の発生と漁業被害の状況(資料)
  • トウキョウワン ニ オケル アオ チョウ ノ ハッセイ ト ギョギョウ ヒガイ ノ ジョウキョウ(シリョウ)

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東京湾では,毎年貧酸素水塊の発生が見られ,これに伴い内湾北部から東部の沿岸域で青潮が発生する。この青潮の発生により,干潟に生息する二枚貝類をはじめとする魚介類が死亡する事例が見られ,特に青潮の発生期間が長い場合にはアサリなどの水産有用種の大量死亡が生じ漁業被害が発生する。東京湾での青潮の発生は1951年から記録があり,2015年までの65年のうち50年で確認され1975年以降は毎年発生がみられる。最近10年間の平均では,年間発生件数は3.9件,年間発生日数は12.1日であり,船橋港周辺海域及び千葉港で多く発生していた。青潮の発生によるアサリなど二枚貝類の死亡は2015年までに32回確認され,そのうち三番瀬でアサリの大量死など大規模な漁業被害が生じたのは9回であった。

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