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- クリ新品種「えな宝来」の育成経過とその特性
- クリ シン ヒンシュ 「 エ ナ ホウライ 」 ノ イクセイ ケイカ ト ソノ トクセイ
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Abstract
県内のクリ主産地では、「丹沢」より早い8月下旬から収穫できる極早生品種が切望されていたことから、2001年に極早生の「胞衣1号」に早生の「丹沢」を交雑し、得られた実生の中から選抜を行い、「えな宝来」を育成した(2016年3月1日品種登録、品種登録番号第24746号)。収穫期は、育成地(中津川市)において8月下旬で「胞衣1号」より5日、「丹沢」より12日早い極早生品種である。1果重は「胞衣1号」と同等で、総収量は「丹沢」より多く、裂果、病害果率が低く収量性は優れる。また、渋皮剥皮性を有し、加熱すると容易に渋皮を剥皮できる。蒸し栗品質は、果肉色が黄色く、甘み、肉質、香りが優れ「栗きんとん」の加工に適する。結果母枝当たりの雌花数は、「丹沢」、「筑波」より多い。「えな宝来」は、8月に収穫できる「栗きんとん」用品種として、また、「ぽろたん」より早く収穫できる焼き栗用品種として普及が期待される。
Journal
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- 岐阜県中山間農業研究所研究報告
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岐阜県中山間農業研究所研究報告 (15), 20-26, 2020-03
飛騨 : 岐阜県中山間農業研究所
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050005987779553024
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- NII Article ID
- 40022269598
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- NII Book ID
- AA12637350
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- ISSN
- 21869103
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- NDL BIB ID
- 030484099
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- journal article
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- Data Source
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles