北海道の夏秋どりイチゴにおけるUV-B照射と光反射シートによるうどんこ病に対する防除効果

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  • ホッカイドウ ノ ナツ アキドリ イチゴ ニ オケル UV-B ショウシャ ト ヒカリ ハンシャ シート ニ ヨル ウドンコヤマイ ニ タイスル ボウジョ コウカ

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説明

2017~2018年,UV-B照射と光反射シートの組み合わせによるイチゴうどんこ病に対する防除効果を高設・夏秋どりハウス栽培で品種「すずあかね」を用いて検証した。2017年は,薬剤散布による「慣行防除区」で8月18日にうどんこ病が初発し,最大病葉率は9.4%であった。一方,UV-B照射と光反射シートを組み合わせた「体系防除区」(薬剤無散布)では「慣行防除区」より46日遅い10月3日に初発し,最大病葉率は1.3%であった。2018年は,「慣行防除区」では9月25日に初発し,最大病葉率は6.8%であったのに対して,「体系防除区」は10月30日の栽培終了まで初発が認められなかった。これらのことから,UV-B照射と光反射シートの組み合わせは,うどんこ病に対して高い防除効果があると考えられた。

収録刊行物

  • 北農

    北農 87 (1), 13-17, 2020-01

    札幌 : 北農会

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