Comparison of cold tolerance of eggs and larvae of Bactrocera dorsalis (Diptera: Tephritidae) among citrus fruit

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  • かんきつ類数種におけるミカンコミバエ卵及び幼虫の低温耐性の比較
  • Comparison of Cold Tolerance of Eggs and Larvae of Bactrocera dorsalis (Diptera: Tephritidae) among Citrus Fruits

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Abstract

かんきつ類の品種・品目間におけるミカンコミバエBactrocera dorsalisの低温最耐性態の相違及び殺虫効果の有無を調査した。ミカンコミバエ各態(卵、1、2、3齢幼虫)の寄生したネーブル種及びバレンシア種オレンジ(C. sinensis)、マーコット(C. reticulata × C. sinensis)及びうんしゅうみかん(C. unshiu)、グレープフルーツ(C. paradisi)、レモン(C. limon)を低温処理(2℃、3~15日間)し、各かんきつ類での各態間の低温耐性を比較した。レモンでは2齢幼虫が最耐性であり、その他は3齢幼虫が低温最耐性であった。低温最耐性ステージであった3齢幼虫の寄生したネーブル種及びバレンシア種オレンジを同時に低温処理(2℃、3~18日間)し、両者の殺虫率を比較した結果、類似した殺虫率を示した。低温最耐性ステージであった3齢幼虫の寄生したマーコット及びうんしゅうみかんを同時に低温処理(2℃、3~14日間)し、両者のLD95及びLD99値を比較した結果、マーコットのLD値はうんしゅうみかんのそれよりも有意に短かった。低温最耐性ステージの寄生したバレンシア種オレンジ(3齢幼虫)、グレープフルーツ(3齢幼虫)、レモン(2齢幼虫)を低温処理(2℃、2~13日間)し、LD95及びLD99値を比較した結果、レモンのLD値は他の2品目よりも有意に短かった。

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