デリダのハイデガー講義について

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  • Derrida's Lecture on Heidegger
  • デリダ ノ ハイデガー コウギ ニ ツイテ

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抄録

déconstruction(脱構築)という用語は、当初『ハイデガー講義』において、ハイデガーのいうDestruktion(解体)の訳語の一つとしてのみ用いられ、デリダがこの語を自らのものとして用いるのは、この後の『グラマトロジーについて』における「現前の形而上学の脱構築」からである。この講義の示すハイデガー解釈は、デリダの「脱構築」がどのようにハイデガーを反復し、そこにいかなる選択が働いていたのか、検討するための示唆を与える。

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