日本人女子大学生のアメリカ海外留学経験がキャリア観に与える影響 : 日本の某大学在米学習センターのケース

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  • The Influence of Study Abroad Experience on Career Planning among Japanese Female University Students in the U.S.: A Case from a US Study Center of a Japanese University

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海外留学は大学生のキャリア観の発達に影響を与える一方で、就職等に関する不安が留学の帰国者などから報告されている(日本学生支援機械、2012)。本研究は、日本人の女子学生のキャリア観がアメリカ留学中どのように変化したかについて明らかにすることを目的として行われた。ブロンフェンブレナの人開発達の生態学理論を枠組みとして、留学中の学生の経験や、個人や文脈の要因がどのように学生のキャリア観に影響を与えたかについて、インタビューデータを質的に分析した。その結果、学生の留学中のキャリアや職業に関する意識変化は、個人と環境要因に複雑に影響を受けながら、アメリカでの人々との交流の中で形成されていることが明らかになった(英語の使用に関しての認識、職業観に関しての指向の深まりなど) 。キャリア観の変化に際して、個人の特性による違い(人との交流に対する反応や、キャリア発達の機会へのアクセス等)も報告された。

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