養護教諭養成におけるフィジカルアセスメント能力の育成―複数回シミュレータを用いたバイタルサインのタスクトレーニングの評価―

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  • Development of Physical Assessment Ability of Yogo-Teacher Students: Evaluation of Vital Sign Task Training Using Multiple Simulators

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本研究は,養護教諭の養成教育を受けている学生のフィジカルアセスメント能力を育成するため,シミュレータを用いたバイタルサインのタスクトレーニングを入学後2年間で3回実施した。シミュレータは,全身のマネキンタイプの中機能患者シミュレータ(成人型,ベビー型)を用いた。タスクトレーニングは,「脈拍」と「呼吸」の正常および異常を経験するタスクトレーニングを実施し,以下のことが明らかになった。タスクトレーニングは,実施すると技術と判断の自信を向上させた。バイタルサインのタスクトレーニングを複数回行うことで,心室期外収縮の脈拍の測定技術が向上した。また,脈拍・呼吸の設定により学生の間違うパターンがあることが明らかとなり,シミュレーション時のファシリテートについて今後検討が可能となった。養護教諭として子供の健康を守るためにも,シミュレーション教育が行える環境を整備し実践的な学習を継続していく必要性が示唆された。

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