Confirming a Sense of Belonging : Angela's Homecoming in Every Light in the House Burnin'

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Abstract

「より良い生活」を求め、故郷ジャマイカを離れ「母国」とされるイギリスに渡ったJacob夫妻。そんな彼らのもとに生まれ、幼少期からイギリスで暮らす娘のAngelaは、ジャマイカ出身の両親を持つこと、そしてアイデンティティの一部である自身のジャマイカ性に対してコンプレックスを抱く。普段の生活において他人と自分を比較し評価してしまうAngelaだが、病気になった父親の看病を通して、次第に親との関係性の再構築を目指すようになる。本論文では、作品内に描かれている人種差別の実態を検証するとともに、移民二世であるAngelaが親との関わりを通してどのように自身のracial identityと向き合っていくのか、その葛藤のプロセスを考察する。

Journal

  • Paulownia Review

    Paulownia Review 26 19-26, 2020-03-15

    東京 : 大東文化大学大学院英文学研究会

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