バングラデシュの少数民族の教育制度受容に関する考察—クミ民族を中心として—

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タイトル別名
  • The acceptance of primary education system of indigenous groups in Bangladesh — Focusing on Kumi tribe —
  • バングラデシュの少数民族の教育制度受容に関する考察 : クミ民族を中心として
  • バングラデシュ ノ ショウスウ ミンゾク ノ キョウイク セイド ジュヨウ ニ カンスル コウサツ : クミ ミンゾク オ チュウシン ト シテ

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抄録

本稿の目的は、バングラデシュ・チッタゴン丘陵地帯(Chittagong Hill Tracts : CHT)のクミ族の教育制度の受容について、インタビュー調査を基に現状を把握し、クミ族社会において教育がどのように位置づけられているのかを明らかにすることである。インタビュー調査は、バンドルボン県ロワンチョリ郡のクミ民族の村、3村で全世帯主54人を対象に実施し、調査結果より、親世代においては19.2%であった就学率が、子世代になると56.5%となり著しく向上したことが分かった。また、3村の比較において、就学率の向上には教育制度の整備があること、経済力、情報の多さが促進要因となることが明らかになった。

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