バングラデシュ・チッタゴン丘陵地帯の少数民族における学校教育中途退学者及び初等教育非就学者の現状とその要因に関する考察—クミ民族の事例より—

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タイトル別名
  • A study on the present condition and its factors of dropouts and primary education non‐attendance children of indigenous groups in Chittagong Hill Tracts Bangladesh — Focusing on Khumi tribe —
  • バングラデシュ・チッタゴン丘陵地帯の少数民族における学校教育中途退学者及び初等教育非就学者の現状とその要因に関する考察 : クミ民族の事例より
  • バングラデシュ ・ チッタゴン キュウリョウ チタイ ノ ショウスウ ミンゾク ニ オケル ガッコウ キョウイク チュウト タイガクシャ オヨビ ショトウ キョウイク ヒシュウガクシャ ノ ゲンジョウ ト ソノ ヨウイン ニ カンスル コウサツ : クミ ミンゾク ノ ジレイ ヨリ

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抄録

本稿の目的は、バングラデシュの小規模少数民族クミにおける初等・前期中等教育中退者及び非就学者の現状を明らかにするとともに、村別、男女別にその要因を分析することである。クミの村では、教育制度が萌芽的に受容されはじめた一方、何らかのことが原因で中途退学や非就学が起きている。本研究ではロワンチョリ郡のクミ村落の中で、バンドルバン県の主要都市であるバンドルバン市内から一番近い距離に位置するA村と、一番遠い距離に位置するB村において、男女別に3〜5名からなる4グループでのフォーカス・グループ・インタビュー(FGI)を実施した。その調査結果より、主に本人の就学意欲、父親(あるいは祖父、兄)の子どもへの就学に対する意識、経済的要因から中途退学や非就学が起きていることが明らかになった。

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