沖縄県西原飛行場の返還に関する考察(2) : 1950年代の軍用地返還と跡地利用

書誌事項

タイトル別名
  • オキナワケン ニシハラ ヒコウジョウ ノ ヘンカン ニ カンスル コウサツ(2)1950ネンダイ ノ グン ヨウチ ヘンカン ト アトチ リヨウ
  • Consideration on return of Nishihara Airfield in Okinawa(2) : Military land return in 1950's and use of the site

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抄録

現在の沖縄県中頭郡西原町と中城村にまたがる西原飛行場は,1959年島ぐるみの基地増設反対運動と普天間基地建設のあおりを受け突然返還された。周辺地域社会は基地という収入源を失い,農地宅地として使い物にならない土地と格闘することになった。同じころ本土1)でも国権回復に伴い米軍基地が次々返還されているが,その社会的背景は著しく違っていた。本土の跡地利用は,折からの好景気を追い風に戦後復興に大きく関与している。だが反面,福島原発問題のようにその時踏みこんだアクセルが今リスクとなって跳ね返っている側面も垣間見える。

軍事基地跡地

跡地利用

軍用地転用

原子力発電所

高度経済成長期

identifier:BS004500010979

収録刊行物

  • 佛大社会学

    佛大社会学 45 76-80, 2021-03-20

    佛教大学社会学研究会

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