張廷済と古印

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タイトル別名
  • チョウテイズミ ト コ イン
  • Zhangtingji and the Ancient Seal

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抄録

金石学者は、必ず篆刻を嗜み、その作品は、篆刻芸術として、書作品・印譜・交流などに活用された。張廷済もその一人だが、彼がどのような古印を収集・研究・制作し、交流してきたか、広く知られていない。その理由として、太平天国の乱に、自宅の清儀閣や八甎精舎が戦災に遭い、文物や著作などが散逸してしまったことが原因であろう。今回は、そこに鑑み、『清儀閣所蔵古器物文』第九冊(古印)と、張廷済死後、約百年後に発見された清儀閣旧蔵の古印や私印の印譜『清儀閣印存』と『清儀閣蔵名人遺印』も取り上げ、張廷済の古印研究・篆刻芸術とその交流を考察する。

張廷済

金石学

清儀閣

印譜

印存

identifier:DB003900003093

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