世代別人口の増減から見る美山町の特徴

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タイトル別名
  • セダイ ベツジングチ ノ ゾウゲン カラ ミル ミヤママチ ノ トクチョウ
  • The feature of Miyama-cho seen from the change of the population by age groups

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説明

本論は,南丹市の公開する人口データを利用して,南丹市美山町を対象に,人口増減分析を実施する。こうした分析を企図するのは,美山町が,地域活性化やエコ・ツーリズム,グリーン・ツーリズムに関心のある多くの研究者によって分析の対象とされながら,未だ,政府の公式統計を利用した分析が手薄だからである。そこで本論では,美山町のエコ・ツーリズム,グリーン・ツーリズムの取り組みが,実際の人口増減に影響を与えている可能性について上記の手法を通じて検討する。人口増減分析は,「美山町の属する南丹市の他町との比較」および「美山町内の5地区の比較」という2つの観点から実施される。分析の結果,現状の美山町のエコ・ツーリズム,グリーン・ツーリズムの取り組みは,「町全体の人口の増加」や「若年世代の定住化」に貢献しているとは言い難く,どちらかと言えば30代以上の流出を抑制している可能性が高いことが分かった。

南丹市美山町

エコ・ツーリズム

グリーン・ツーリズム

人口増減分析

identifier:BS004000008344

収録刊行物

  • 佛大社会学

    佛大社会学 40 63-73, 2016-03-20

    佛教大学社会学研究会

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