カウンセリングにおけるトポスのもつ意味 : 釘抜地蔵石像寺のトポスについての一考察

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タイトル別名
  • カウンセリング ニ オケル トポス ノ モツ イミ クギヌキ ジゾウ シャクゾウジ ノ トポス ニ ツイテ ノ イチ コウサツ
  • The Role of “Topos” in Counseling : An Analysis of the “Topos” of the Shakuzouji Temple

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抄録

カウンセリングにおいてトポスのもつ意味は大きい。クライエントにとってもカウンセラーにとっても、二人がカウンセリングの過程に身を任せていく場としてのトポスのもつ意味を知ることは重要である。筆者は京都西陣にある釘抜地蔵石像寺という寺の住職である。同時に、寺の中の一室にカウンセリングルームを開いている臨床心理士である。寺が現実に存在する固有の場や寺にまつられている仏・菩薩を含めた境内という場のありようによる寺のもつトポスのはたらきを検討した。その結果、寺が実在する場は特質のある聖地であり、境内のありようは固有の宗教性をもっていることで、寺独自のトポスのはたらきがあることが見られ、釘抜地蔵石像寺独自のトポスがカウンセリングに与える影響が考察された。

トポス

聖地

場がもつ魂

地蔵菩薩

境内

identifier:DK003900002960

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