新思想の伝播者潘光旦のひとと学問 : 著名学者潘光旦の生誕100 年を記念して

書誌事項

タイトル別名
  • シン シソウ ノ デンパシャハンヒカリタン ノ ヒト ト ガクモン : チョメイガクシャハンヒカリタン ノ セイタン 100 トシ オ キネン シテ
  • Pan Guang-dan and his knowledge as new ideas’ communicator : celebrate the one hundredth anniversary of the famous scholar Pan’s birth

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抄録

この訳文は,陳理・郭衛平・王慶仁主編,2000 年,『潘光旦先生百年誕辰紀念文集』,中央民族大学出版社に掲載された励天予編著の「狂言■座敢先傳-著名学者潘光旦先生百歳誕辰祭」を全訳したものである。励先生は,1913 年生まれで,1937 年に滬江大学社会学部を卒業し,同大学付属の滬東公社で仕事を経て,当時イギリス租界にあった上海工部局で社会福祉の仕事をした。その後,47 年から49 年までコロンビア大学でソーシャル・ワークを学んだ。帰国後,49 年から52 年まで母校の滬江大学で社会学を教えた。励先生が卒業し,教鞭を執った滬江大学は,かつて潘光旦も教鞭を執ったことがあるうえに,実際に励先生は北京で潘光旦の自宅を訪問している。この励論文には,民国期の社会学者のアメリカ留学,日中戦争時の大学の疎開,新中国成立直後の社会学の存続問題および国家による55 民族の平等団結政策の脈絡のなかでの民族研究,西南連合大学,著名な社会学者呉文藻,費孝通らの民族共同研究,反右派闘争および文化大革命のなかでの社会学者の処遇などをみることができる。なお,付録の「潘光旦年譜」は,韓明謨,2005 年,中国社会学名家,天津人民出版社,pp.322-330 を翻訳したものであり,また反右派闘争および文化大革命なかでの潘光旦に対する処遇は,前掲の『潘光旦先生百年誕辰紀念文集』の掲載論文から関連する記述の部分を翻訳したものである。

identifier:SO005600007387

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