20 世紀以降の中国の農村における社会変動に関する研究(下)

書誌事項

タイトル別名
  • 20セイキ イコウ ノ チュウゴク ノ ノウソン ニ オケル シャカイ ヘンドウ ニ カンスル ケンキュウ(シタ)
  • Research on Social Changes in Chinese Rural Areas since 20th Century (2)

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抄録

20 世紀以降,農村における社会変動は絶えず中国の学界,とりわけ社会学者の重要な研究対象となってきた。20 世紀前半には,農村の荒廃および農民の貧困問題の対策をめぐって,学者の間では政治革命を行うべきか,あるいは社会改良を実行すべきかという大論争が行われた。1949 年の中国共産党政権の誕生にともなって,革命的理論が国家建設の政策として実践され,土地改革と農業合作化の実行,人民公社体制の確立につながった。1980 年代以降,人民公社体制から農家請負制への変更および急速な工業化と都市化は,農村の社会構造と農民の生活様式に根本的な変革をもたらした。本稿では,20 世紀以降,とりわけ1949 年以来の中国の農村における社会変動の過程を考察し,それをめぐる学者たちの研究と論点を整理した。

農村再建実験

土地改革

農業合作化

人民公社体制

農家請負制

工業化・都市化

identifier:SO006100008027

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