D.ウィリアムによる形成的アセスメントの理論と実践

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  • 石田, 智敬
    日本学術振興会特別研究員・教育方法学・発達科学コース博士後期課程1回生

書誌事項

タイトル別名
  • Theory and Practice of Formative Assessment by D. Wiliam
  • D.ウィリアム ニ ヨル ケイセイテキ アセスメント ノ リロン ト ジッセン

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抄録

1998年のInside the Black Box以来、ウィリアムは学校現場とも協働しながら形成的アセスメントのあり方について探究してきた。本稿は、ウィリアムが提起する形成的アセスメント論を理論的・実践的側面から整理し、考察するものである。ウィリアムは、ブルームらの形成的評価論におけるフィードバック概念や評価の行為主体に対する考え方を、サドラーによる論考を援用して問い直すことで、授業において学習者と教師が共に協働して学習を改善していくような形成的アセスメント論を構想した。そして、形成的アセスメントの枠組みを構築することで、これまで授業論や指導論の文脈で語られてきたような教育実践を形成的アセスメントの視点から捉えなおし、整理することを可能にした。このような形成的アセスメント論は、アセスメントが教えと学びの過程に埋め込まれ、ボーダレスに一体となっていくような志向性を有するものであった。

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