米国におけるラグビーの台頭 : ソーシャルメディアの新興スポーツに対する影響(後編)

書誌事項

タイトル別名
  • ベイコク ニ オケル ラグビー ノ タイトウ : ソーシャル メディア ノ シンコウ スポーツ ニ タイスル エイキョウ(コウヘン)
  • Rugby’s Rise in the United States:The Impact of Social Media on An Emerging Sport (Part 2)

この論文をさがす

説明

type:text

[要約] 本研究ではグラウンデッド・セオリー・アプローチを用いて、米国のラグビー選手に対してメディアが持つ影響を質的に調査した。また本研究は、米国で生まれ育ち、ラグビー強豪大学でプレーする選手への詳細なインタビューを含んでいる。当該インタビューは、選手がラグビーというスポーツを新たに始める際、伝統的メディア及びソーシャルメディアがどのような役割を果たしたのかを確認するための一助として行ったものである。結果として明らかになったのは、新たな米国人ラグビー選手を誕生させたという点において、伝統的なメディアが果たした役割はそれほどでもなく、むしろより新しいソーシャルメディアが果たした役割の方が大きいということである。また、友人や家族といった対人コミュニケーションを通じても、新たなラグビー選手は誕生する。そして一旦ラグビーを始めれば、日々の生活の中でより一層ラグビーが重要になってくるという点においてもメディアは有益であり、選手の勧誘活動はソーシャルメディアによって強化される。他にも、同僚選手との絆や友情が強固であるほど、その選手はラグビーを続ける傾向が強いという結果が得られた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ