【史料紹介】昭和二〇年代の「小説新潮」-中間小説誌総目次(下)

書誌事項

タイトル別名
  • 昭和二〇年代の「小説新潮」 : 中間小説誌総目次(下)
  • ショウワ ニ〇ネンダイ ノ 「 ショウセツ シンチョウ 」 : チュウカン ショウセツシ ソウ モクジ(シタ)
  • シリョウ ショウカイ ショウワ 20 ネンダイ ノ ショウセツ シンチョウ チュウカン ショウセツシ ソウモクジ ゲ
  • The Table of Contents of Shosetsu Shincho from 1947 to 1954 vol. 2

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抄録

type:text

本研究事業は近代史の中で最も読まれたジャンルでありながら、定義が確定してこなかった中間小説について見直し、「現象」として捉えることで新たな中間小説像を構築することを目的としている。その目的を達成するため、具体的には以下の三種の解明を目指している。それは①中間小説誌が如何なる雑誌メディアであったかの解明(資料の保存・公開)、②中間小説誌編集の戦略の解明、③中間小説誌読者の位置づけ、とまとめられる。この解明を行うに、有効かつ重要な作業といえるのが、表紙、目次構成、挿絵、読書欄、編集後記の調査である。こうした実際の雑誌を手にとっての調査は、雑誌編集の戦略の抽出、また中間小説各誌の性格の明示につながる。本「史料紹介」は、昭和二〇年代初頭に創刊され、中間小説誌の市場形成を中心的に担った「小説新潮」の、昭和二〇年代前半の目次を翻刻する。

なお、本「史料紹介」は、科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金(基盤研究(C))課題番号二四五二〇二〇五)の助成を受けた研究成果の一つである。

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