ESD施行1年後に多発リンパ節転移及び多発肝転移をきたした胃粘膜内癌の1例

書誌事項

タイトル別名
  • 症例 ESD施行1年後に多発リンパ節転移及び多発肝転移をきたした胃粘膜内癌の1例
  • ショウレイ ESD シコウ 1ネンゴ ニ タハツ リンパセツ テンイ オヨビ タハツ カン テンイ オ キタシタ イ ネンマク ナイガン ノ 1レイ
  • ESD セコウ 1 ネンゴ ニ タハツ リンパ セツ テンイ オヨビ タハツ カン テンイ オ キタシタ イ ネンマク ナイ ガン ノ イチレイ
  • A case report of mucosal gastric cancer developing multiple lymph node and hepatic metastasis one year after endoscopic submucosal dissection

この論文をさがす

抄録

type:text

症例は80歳男性。2010年10月に早期胃癌に対してESDを施行した。切除標本病理結果は,0-IIa+IIc,8x4㎜,por1>tub2,pT1a (M),UL (+),ly (-),v (-),pHM0 (4㎜),pVM0 (1㎜)と,UL因子により非治癒切除となり追加外科手術の適応と判断されたが,高齢であること,本人の希望などを考慮し,追加外科手術は行わず十分に注意しながら経過観察とした。順調に経過していたが,2011年10月にCA19-9が455.6U/mlと急上昇したため,精査したところ多発肝転移および多発リンパ節転移と判明した。対応を検討していたが,その矢先に亜急性心筋梗塞を発症され,何とか一命は取り留めたが,再発胃癌に対する治療は困難な状態で緩和治療のみ施行し,2012年1月に死亡した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ