Isokinetic machineの角速度条件と負荷強度の関係 : アスレチック・リハビリテーションへの応用
書誌事項
- タイトル別名
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- Relationship between intensity and angular velocity of isokinetic machine : Application to athletic rehabilitation
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説明
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[緒言] 従来、筋力を高めるためのトレーニングとして、アイソメトリックトレーニングやアイソトーニトレーニングが多く用いられてきた。近年、等速性筋収縮が可能なIsokinetic machine の出現により、アイソキネティックトレーニングが流行し、その有効性は現在多くの研究報告により実証されている 5)9)15)16)17)18)20)23)。アイソキネティックトレーニングは、連動部位に加速度が生じるのを機械的になくし、可動筍囲全域に渡って一定速度で全力運動を行わせることが可能である。したがって、Isokinetic machine を用いたトレーニングでは、各間節角度において筋出力に応じた最大限の負荷が筋にかかるため、安全かつ効果的なトレーニングが実施できる。筋の発揮する力と運動速度との関係は、一般にそのどちらかが増加すると、一方は指数関数的に減少する 3)6)12)28)。したがって、アイソキネティックトレーニングでは運動速度を一定にして発揮筋力を高める方法がとられる。障害を有するスポーツ選手、特に関節疾患の術後早期にある者に対して筋カトレーニングを処方する際には、医学的条件にもとづいて負荷強度を制限したり、選択する必要性が生じる。しかし、アイソキネティックトレーニンクにおけるトレーニング条件の規定は、運動速度にあるにもかかわらず、その運動速度から負荷強度を知る客観的な指標がないのが現状である 11)25)。そこで本研究では、Isokinetic machineにおける角速度条件と筋出力との関係を明らかにすることにより、より合理的にスポーツ選手の障害後の機能回復訓練(アスレチック・リハビリテーション)を進める方法について検討した。
収録刊行物
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- 千葉体育学研究 = Chiba Journal of Physical Education
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千葉体育学研究 = Chiba Journal of Physical Education 13 1-6, 1990-03-31
千葉県体育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050007072218481280
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- NII論文ID
- 120007087713
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- NII書誌ID
- AN00241194
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- ISSN
- 09138137
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles