練馬区における手描きアニメーション制作を題材とした授業づくりのための基礎研究 - 幼児・小学生・大学生の制作事例の検討 -

書誌事項

タイトル別名
  • ネリマク ニ オケル テガキ アニメーション セイサク オ ダイザイ ト シタ ジュギョウズクリ ノ タメ ノ キソ ケンキュウ ヨウジ ショウガクセイ ダイガクセイ ノ セイサク ジレイ ノ ケントウ
  • A Fundamental Study for Lessons of Hand-Drawn Animation in Nerima Ward - A Case Study of Preschool Children, Primary School Students, and University Students -

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抄録

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日本のアニメ産業発祥の地とされる練馬区は、2009 年度から「アニメ産業と教育の連携事業」を始め、アニメ制作を題材とした授業プログラムの開発を行っている。アニメの制作方法は様々あるが、先行研究をみるとクレイアニメ制作が望ましいように思われる。しかし、練馬区のアニメ産業の背景を踏まえると、手描きアニメ制作にも可能性を感じることができる。ところが、手描きアニメの実践報告は少ない。そこで本研究では、アニメ制作経験に乏しい大学生らを対象として手描きアニメ制作を試み、制作過程を分析した。分析から、手描きアニメ制作には時間がかかり、授業への導入は難しいことが明らかとなった。一方、制作中にコミュニケーションの機会を得られるなどの教育的意義もみられた。その点を重視し手描きアニメ制作を行うのであれば、教材の工夫やアニメーターの授業への参加、内容の取捨選択が必要になる。

収録刊行物

  • 授業実践開発研究

    授業実践開発研究 4 65-73, 2011-03

    千葉大学教育学部授業実践開発研究室

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