パネルデータによる東アジア産業内貿易の拡大要因分析

書誌事項

タイトル別名
  • パネルデータ ニ ヨル ヒガシアジア サンギョウ ナイ ボウエキ ノ カクダイ ヨウイン ブンセキ
  • Expansion factor analysis of east Asian intra-industry trade by panel data

この論文をさがす

抄録

type:text

輸送費用の低下、そして規模の経済性、収穫逓増の力が加わり、東アジアの貿易上の「実質的な統合」が進展して来た。具体的な現象として東アジアでは、フラグメンテーションと呼ばれる国際工程間分業が進展しており、その結果、東アジア貿易の重点は、産業間貿易から産業内貿易へ大きく変わっている。より長期的、動態的な視点から見ると、産業内貿易の潜在的決定要因として生産面では、製品の差別化、規模の経済性などの要因があり、理論的には、規模の経済が強く働く場合、製品の差別化が進むと寡占的な市場が形成され、産業内貿易が拡大するが、実際の貿易では、どのような関係が存在しているのであろうか。こうした産業内貿易の決定要因を実証的に解明するために、本論文ではアジア国際産業連関表をベースとして、パネルデータをつくり実証分析を行い、東アジア産業内貿易の拡大要因としての規模の経済性と多様性の関係を明らかにする。

source:Studies on humanities and social sciences of Chiba University

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ