『遐邇貫珍』に関する一考察 : 日本関係記事をめぐって

書誌事項

タイトル別名
  • 『 カジカンチン 』 ニ カンスル イチ コウサツ : ニホン カンケイ キジ オ メグッテ
  • A Research on Chinese Serial : Focusing on Japan-related Articles and News

この論文をさがす

説明

type:text

[要旨]『遐邇貫珍』は1853年から1856年にかけて香港で刊行された最初の中国語定期刊行物であった。イギリス宣教師が編集者を務め、主に西洋政治、歴史、地理、科学、宗教などの知識を紹介する一方、「近日雜報」欄にて中国または欧米のニュースも報道していた。その中には、ペリー艦隊の日本来航をめぐる日本関連記事が少なくない。また、ペリー来航に協力した中国人学者羅森が書いた日本見聞録「日本日記」も『遐邇貫珍』に掲載され、よく知られている。本稿はそれらの日本関係記事について、英字新聞の関係記事との比較を通して、ペリー来航に対する『遐邇貫珍』の関心を考察する。また、「日本日記」の執筆姿勢と『遐邇貫珍』の編集方針との異同について検討する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ