イネ品種間におけるアレロパシー活性評価のための生物検定法の検討

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  • Studies on bioassay methods for evaluation of allelopathic activities between rice (Oryza sativa L.) cultivars

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抄録

イネ品種間におけるアレロパシー活性の差異が明確に評価でき,また圃場による評価と合致した生物検定法を確立するために,3種類の検定法についてこれまでの評価と比較検討した.Relay seeding box法および黒ポリポットによる検定法では,これまでにアレロパシー活性が高いとされているイネ品種について,レタス,コナギおよびホソバヒメミソハギの3種検定植物に対する影響が異なり,またそれら植物の地下部器官に対する影響も異なっていた.一方,培養液による検定法において,検定植物に対して阻害活性の高かったイネ品種が,アメリカでの圃場検定により活性が高いとされた品種と一致したことから,有望な生物検定法であると判断できた

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