手術直後の患者の観察演習における学生の傾向と演習方法の検討

書誌事項

タイトル別名
  • A Study of Practical Training in Nursing Observation Skills for the Patients just after the Operation
  • シュジュツ チョクゴ ノ カンジャ ノ カンサツ エンシュウ ニ オケル ガクセイ ノ ケイコウ ト エンシュウ ホウホウ ノ ケントウ

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抄録

本研究の目的は, 学内演習で実施した手術直後の患者の観察における学生の傾向を明らかにし, 演習方法の示唆を得ることである。 成人・老年看護技術の科目を履修している学生に対し, 患者シミュレーターを用いて手術直後の擬似的状況を設定し, 手術直後における観察の演習を実施した。 演習時の観察レポートおよび感想を分析し, 学生の傾向と学内演習の方法を検討した。 学生の傾向として 1<意識・覚醒レベル><呼吸数><血圧><脈拍><尿量><創出血・ガーゼ汚染>は8割以上の者が観察していた, 2腹部状態・検査結果・疼痛に関する観察が殆ど実施できていなかった, 3術式や麻酔, 回復過程を踏まえて目的を持った観察が不十分, の3点が明らかになった。 学生の傾向および感想から, 授業構成, 教材作成, シミュレーターによる学習について示唆を得た。

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