「精神保健福祉援助演習」におけるロールプレイ活用の到達点と課題―クライエント役を演じることを出発点に―

書誌事項

タイトル別名
  • Discussion and Proposals for effective role play in “Seminar in Mental Health Social Work”
  • 「 セイシン ホケン フクシ エンジョ エンシュウ 」 ニ オケル ロールプレイ カツヨウ ノ トウタツテン ト カダイ : クライエントヤク オ エンジル コト オ シュッパツテン ニ

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説明

本論説論文は、「精神保健福祉援助演習」で多用するロールプレイ(RP)の演習教育法について論じ、RP活用の到達点と演習担当教員の課題を提示したものである。まず精神保健福祉士の援助・支援対象である精神障害者について二つの障害概念を明確にし、その二つの障害概念の理解という観点から既存の教育実践報告におけるRPの文献レビューを行った。その結果、どのようにRPを活用するかについて論じられてはいるが、効果的なRPの前提となる精神障害者の理解について言及するものはほとんどなかった。そこで、学生が二つの障害概念を理解し、RPでクライエント役を演じることを促すため、演習担当教員の課題として、①学生に精神障害者の理解を促すための学習手立てを検討する、②RP前に精神障害者について徹底的に学習させる、③RP後の振り返りを活用する、の3点を提示した。

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