密度汎関数法を用いたAm(III)/Eu(III)選択性と金属-カルコゲン結合における共有結合性との相関
書誌事項
- タイトル別名
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- Correlation between Am(III)/Eu(III) selectivity and covalency in metal-chalcogen bonds using density functional calculations
抄録
マイナーアクチノイドとランタノイドの分離メカニズムを理解することを目的として、カルコゲンをドナーとして持つ配位子N(EPMe$_{2}$)$_{2}$$^{-}$ (E = O, S, Se, Te)によるAm(III)イオンとEu(III)イオンの選択性を密度汎関数法によって予測した。単結晶構造に基づいて錯体をモデル化し、錯生成による金属イオンの安定化エネルギーを見積もった。その結果、OドナーはAm(III)イオンよりもEu(III)イオンと選択的に錯生成し、S, Se, TeドナーはEu(III)イオンよりもAm(III)イオンと選択的に錯生成する結果となった。この傾向は、HSAB則におけるソフト酸の分類と一致した。金属とカルコゲンの化学結合解析の結果、Am(III)イオンのf軌道との共有結合性が高いドナーほど、Am(III)イオンに対する選択性が高くなることを示唆した。
収録刊行物
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- Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry
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Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry 316 (3), 1129-1137, 2018-06
Springer
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050007980240184448
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- NII論文ID
- 120007147027
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- ISSN
- 02365731
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- 本文言語コード
- en
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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