「社員の幸せ」はどのようにしてもたらされているのか? : 伊那食品工業の「幸せモデル」を解明する

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  • 「 シャイン ノ シアワセ 」 ワ ドノ ヨウ ニ シテ モタラサレテ イル ノ カ? : イナ ショクヒン コウギョウ ノ 「 シアワセ モデル 」 オ カイメイ スル

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抄録

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「社員の幸せ」、この追求を経営目標に掲げる伊那食品工業㈱は創業以来、ほぼ増収増益を続けている。本論では、これを可能にするビジネスモデル(「幸せモデル」とする)を明らかにした。「社員の幸せ」は「周辺から評価を得る・ファンをつくる」「着実な低成長」「職場環境の整備」によってもたらされている。これらの達成を支える「基盤」には、研究開発力、生産技術力、社員教育があるが、最も大きいのが経営者の経験である。そのため同社の「幸せモデル」の他社への汎用性・適用性は大きくないが、そこから学ぶべき点も少なくなく、「社員の幸せ」を追求する企業には大きな示唆を与える。

収録刊行物

  • 地域総合研究

    地域総合研究 (22(Part1)), 129-137, 2021-07-31

    松本大学地域総合研究センター

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