(学生発表:修士課程) 三笠市での水素利用型 UCGに関するプレ F/S

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タイトル別名
  • [Student presentation:Master's Course] Pre-feasibility Study on Hydrogen Utilization Type UCG in Mikasa City

抄録

一般社団法人資源・素材2021(札幌), 2021年9月14日~16日, 札幌市(オンライン開催).

現在、北海道の三笠市では、石炭の地下ガス化(Underground Coal Gasification,以下UCG)の実用化に向け、大型模型実験等により技術的な検討が行われているが、プロジェクトの実用化には経済性の評価も不可欠となる。特に、UCGにおいてはボーリングや注入する酸化剤の費用などがコストの多くを占めるため、これらの評価が重要となる。本研究は、三笠市でのUCGが実証実験を行う段階に入ったことなどを受け、同市でのUCGに関するプレフィージビリティスタディを行ったものである。まず、国内の炭層を対象にしたUCGに関する既往のF/Sと大型模型実験の結果をもとに、炭層条件や生産ガスの利用方法などを現在三笠市で検討されている方式に合わせて行った。その結果、1時間に1ton、年間8760tonの石炭をガス化する想定で検討したところ、生成できる水素は年間約940tonになることが分かった。次に、UCGにおける操業条件やコストに関する感度分析を行い、収益の変化について考察した。さらに、リンキング方式等の既存の方式と、現在三笠市で検討されている同軸方式の比較を行い、同軸方式によるボーリング本数の削減の効果についても分析した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050008057560116608
  • NII論文ID
    120007149280
  • HANDLE
    2115/82699
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    conference paper
  • データソース種別
    • IRDB
    • CiNii Articles

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