訪問看護師が実践する口腔ケアの関連要因 アンケート調査自由記述のテキスト分析

書誌事項

タイトル別名
  • Factors Related to Oral Care Practiced by Home Health Nurses―Text Analysis of Free Responses in Questionnaire Survey―
  • ホウモン カンゴシ ガ ジッセン スル コウコウ ケア ノ カンレン ヨウイン : アンケート チョウサ ジユウ キジュツ ノ テキスト ブンセキ

この論文をさがす

説明

訪問看護師による口腔ケア実施状況に関する看護研究は少ない。本研究の目的は、在宅において訪問看護師が口腔ケアを実践する関連要因を検討することである。訪問看護ステーションに勤務する訪問看護師を対象に「口腔ケア実践に関する困り事」、「アセスメントツール使用状況と意見」および「歯科口腔専門職との連携」について自由記述で調査し、有効回答である80名のデータを分析対象とした。対象は男性4名、女性76名、平均年齢46.4歳(±7.6)、看護師経験平均年数は22.3年(±8.3)、訪問看護師経験平均年数は7.3年(±6.0)であった。記述データはテキストマイニング(KH-coder3)を用いて、3つの質問内容ごとに作成した抽出語リストから頻出する言語を確認し、共起ネットワークより、文脈での言語のつながりをみて原文を分析した。結果、訪問看護師による口腔ケア実践の関連要因は、訪問看護師の『口腔観察(アセスメント)や口腔ケアの知識と技術』の習得、『訪問看護師が活用できる口腔アセスメントツール』の開発、『歯科口腔専門職者との連携システムの構築』の3因子が明らかになった。

収録刊行物

  • 看護と口腔医療

    看護と口腔医療 4 (1), 21-30, 2021-03

    福岡看護大学看護学部 紀要委員会

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ