容器の断面形状と発生する余韻の関係

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タイトル別名
  • Relationship between Cross-Sectional Shape of Container and Occurrence of Reverberation
  • ヨウキ ノ ダンメン ケイジョウ ト ハッセイ スル ヨイン ノ カンケイ

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抄録

断面が円形や正多角形の筒型の容器の側面をたたいたり、こすったりすると、初めは色々な周波数の音が発生するが、やがてある特定の周波数の音が残る。最後まで残る音(余韻)の振動数と振動モードを求めた。実験では、円形断面の容器、正多角形断面のグラス、仏具のお鈴、寺院の梵鐘、漁洗など用いた。多くの容器において最後まで残るのは、(2-0)モードと呼ばれる振動による音である事がわかった。これらのモードの振動は減衰が小さいことが実験ではわかったが、理論的な裏づけは解明されておらず今後の課題である。

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