多層化ブロックチェーンを用いた時空間データ滞留システム監査機構に関する研究
書誌事項
- タイトル別名
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- An Audit Mechanism for Spatio-Temporal Data Retention System Using Based on Multi-tier Blockchain
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説明
IoT技術の発展に伴い,多くのIoTデバイスや新たなアプリケーションが出現し,大量のデータが生成されることが予想される.それらのデータには,特定の時間・場所でのみ必要とされる時空間データ(STD)が含まれる.先行研究では,時空間データを特定の期間・範囲に滞留し続ける新たなネットワークの構築を目指し,車両を用いた時空間データ滞留システム(STD-RS)を提案してきた.しかし,STD-RSを実空間で動作させた際,位置情報の誤差や受信電波強度,ソフトウェアプログラムのバグなどによる誤動作が原因で,対象とする範囲外にSTDが送信される可能性がある.STD-RSを利用するサービス提供者としては,提供範囲の信頼性確保は重要な点といえる.そこで本研究では,下位層では実空間から生成されるSTDの管理を行う一方で,上位層ではSTD-RSが誤動作していないか監査する仕組みとして,多層化ブロックチェーンを新たに提案する.STD-RSのリアルタイム監査を実現するには,ブロック探索時間の短縮化が重要となるため,総ブロック数に依存しない効率的なブロック探索手法を考案し,シミュレーション評価実験を通じて有効性を明らかにした.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム
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電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム 121 (17), 13-19, 2021-05-06
電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050008832583763200
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- NII論文ID
- 120007173803
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- NII書誌ID
- AA11546431
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- ISSN
- 24326380
- 09135685
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- HANDLE
- 10228/00008636
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles