ドイツ・オランダ動物保護施設視察報告 視察から考える日本の人と動物の共生

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  • ドイツ ・ オランダ ドウブツ ホゴ シセツ シサツ ホウコク : シサツ カラ カンガエル ニホン ノ ヒト ト ドウブツ ノ キョウセイ
  • Report on an Inspection Tour of Animal Shelters in Germany and the Netherlands and a View of the Symbiosis between Humans and Animals in Japan

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1973年に「動物の保護及び管理に関する法律」として制定され、1999年の改正により名称変更した「動物の愛護及び管理に関する法律」は、日本における「人と動物の共生」思想の根幹をなすといえる。平成初期まで年間100万頭を越えていた犬と猫の殺処分数は2018年には4万頭を切り、動物愛護についての人々の意識は確実に向上したと言える。動物保護及び動物福祉に関してはヨーロッパを先進国とするが、筆者はドイツおよびオランダの動物保護施設視察ツアーに参加し、現地の状況を直接知る機会を得た。世界的に有名な大規模動物保護施設であるベルリンティアハイムを含め中規模、小規模の動物保護施設4ヶ所と世界で最も大きいといわれるペットショップの見学のほかにも、獣医科大学でドイツの動物保護についてのレクチャーを受講した。見学した施設の報告に加え、今回の視察を通して見えた日本の動物愛護とドイツの動物保護の違いとこれからの日本の人と動物の共生について検討する。

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